「バルセロナ、1月に補強すべきだった5人の選手」

この冬にフィリペ・コウチーニョを獲得した一方で、ジェラール・デウロフェウとハビエル・マスケラーノを放出したバルセロナ。

ここでは、『sportskeeda』による「バルサがこの1月にターゲットにすべきだった5人」を見てみよう。

ロベルト・フィルミーノ(リヴァプールFW/ブラジル代表)

リヴァプールファンにはどうか怒らないでほしい。コウチーニョに続いてバルサがまたチーム最高の選手を引き抜いたとすれば、彼らが怒り狂ったとしても当然のことだ。

もしフィルミーノも移籍すれば、マスケラーノも含めてこの10年でバルサはリヴァプールから大物3選手を獲得することになる。

ただ実際のところ、バルサにはルイス・スアレスの適切なバックアッパーがいない。ウルグアイ人ストライカーは偉大な選手であり、調子を取り戻しているが、31歳になり以前よりも遅くなりつつある。

その一方、フィルミーノはこのリーグで最も過小評価されている選手のひとりだ。今季の彼は30試合で19ゴール10アシストをマーク。

ブラジルでも最も過小評価されている選手かもしれないが、それはバルサにフィットしないということにはならない。事実、彼にはカンプ・ノウで爆発するための全てを持っている。

マウロ・イカルディ(インテルFW/アルゼンチン代表)

ロベルト・フィルミーノのリヴァプールへの忠誠ぶりからして、彼の獲得は非常に難しそうだ。一方、マウロ・イカルディならより簡単に獲得できるかもしれない。

彼には1億ユーロ(137億円)のリリース条項が設定されているが、最近の移籍市場で大枚を叩いてきたバルサからすれば大した額ではない。

イカルディにはフィルミーノほどのパス能力はないかもしれないが、ゴールへの嗅覚がある。そのオフザボールの動きはバルサを大いに助けるだろう。特にリオネル・メッシの驚異的なビジョンによって。

また、メッシとイカルディのアルゼンチンコネクションは、2人に自動的なケミストリーを引き起こすはずだ。

今季も得点を量産しているイカルディなら、単なるスアレスの控え以上になりえる。数か月も経てば、スタメンに抜擢されることさえありえるかもしれない。

ジョルジーニョ(ナポリMF/イタリア代表)

いまだにバルセロナに欠けているもののひとつは、中盤からゲームを仕切るチャビの能力だ。

彼はゲームを読むことに長けており、ボールを動かすことでピッチ上の22人全員をコントロールすることができた。

だが、チャビ退団後のバルサには彼のような選手がいない。そもそもチャビのような選手は存在しないが、近い選手ならいる。全盛期のチャビのレベルには匹敵しないとしても。

それはジョルジーニョのことだ。彼はパスマシーンであり、比較的簡単に1試合平均100本以上のパスを通すことができる。

実際、昨季のカリアリ戦では記録的な180本ものパスを成功させている。今季もリーグ戦で1試合平均89.7本のパス成功数を記録。

バルサは彼の獲得で恩恵を受けることができるだろう。

エンゴロ・カンテ(チェルシーMF/フランス代表)

偉大なるチームには必ず素晴らしい守備的MFがいるし、いた。CL連覇を成し遂げたレアル・マドリーの中盤にはカゼミロがいる。

ペップ時代のバルサを見れば、守備的MFがいかにチームにとって重要なのかが分かるだろう。セルヒオ・ブスケツは当時世界最高の守備的MFだった。

だが、今の彼はもはやそのレベルにはない。また、バルサには彼の控えもおらず、チームのウィークポイントとなっている。

だからこそ、バルサはチェルシーからカンテを引く抜きべきだ。非常に難しい取引になるだろうが、高額で成立させることができるはず。

中盤にカンテを加えれば、相手のプレーを阻害するだけでなく、攻撃面でも貢献できる強力なエンフォーサーを手にすることになる。

アルバロ・オドリオソラ(レアル・ソシエダDF/スペイン代表)

バルサは昨夏にネウソン・セメドを獲得したばかりであり、一見すると右BSの補強には意味がないように思える。

だが、より深い視点でみれば、ここでオドリオソラをセレクトした本当の理由が分かるはずだ。

エルネスト・バルベルデ監督はネウソン・セメドよりもセルジ・ロベルトを右SBに起用することを好んでいる。彼は右サイドでもいい選手かもしれないが、本職はMFであり、そこでのプレーを愛している。

よって、バルサにはネウソン・セメドと争う右SBが必要なのだ。そして、最高のオプションは、オドリオソラだろう。

スペイン代表にも定着しつつある22歳の彼は非常に才能ある選手だ。

まだ粗削りかもしれないが、バルサでなら世界最高の選手たちとともにプレーすることでより洗練されることだろう。

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