沖縄漫談大会で3位 松が丘在住の矢島さん 茅ヶ崎市

三線の前で賞状を持つ矢島さん

 沖縄県浦添市の国立劇場おきなわで1月14日に開催された「第3回S―1沖縄しまくとぅば漫談大会」で、茅ヶ崎市内松が丘在住の三線(さんしん)奏者・矢島敏さん(47)=人物風土記で紹介=が、沖縄県外から初の出場者として参加し、3位入賞を果たした。

 同大会は、沖縄文化の振興を目的に開かれ、プロ・アマチュアを含む12組が出場。5分間の持ち時間で、沖縄の島々の方言「しまくとぅば(島言葉)」を使った話芸を競った。矢島さんは三線奏者として、同大会第1回の優勝者である沖縄民謡歌手の照屋政雄さんに師事しており、照屋さんから推薦を受けて、開催2カ月前に急遽出場が決定した。

 当日、矢島さんは三線を弾きながら、師匠とのエピソードや「しまくとぅば」の地域ごとの違いなどについてユーモアを交えて話し、会場の笑いを誘った。審査員から、間の取り方やテンポ、話の内容などが評価され3位に輝いた。

 矢島さんは「受賞の時は驚きのあまり声が出てしまった」と振り返り、「沖縄県外からの参加にも関わらず、他の出場者やお客さんが温かく迎えてくれた。今後も機会があれば参加して、『しまくとぅば』の魅力を茅ヶ崎に発信していきたい」と話した。

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