“幻の肉”アナグマ肉を販売 長崎・きんかいジビエ組合

 ジビエ(野生鳥獣肉)といえばイノシシやシカの肉が定番だが、長崎市のきんかいジビエ組合(田崎和幸理事長)は、レアものとしてアナグマの肉を販売している。

 農作物を荒らすイノシシを解体処理している同組合が、たまに狩猟者から持ち込まれるアナグマも食肉化。100グラム1100円とイノシシ肉の4倍ほどの高値を付け、西海市西彼町の直売所「竹の家」に出荷している。

 果物類を食い荒らすアナグマだが、肉に脂が乗っており、通には美味で知られる。「珍しいので高くてもすぐ売れる幻の肉」だとか。畑では有害鳥獣でも、店頭で出合えたらラッキー。

きんかいジビエ組合が食肉化したアナグマの肉

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