パワーリフティングを通して、人としても魅力ある存在を目指す! 宇城元選手(パワーリフティング)

宇城選手の練習を取材して感じたこと。
【パワーリフティングは想像以上に繊細な競技である】

一見1キロでも重いバーベルを挙げ競い合う単純な競技に見えるが、そこには限界に挑む為のポテンシャルを持った体、集中力を研ぎ澄ませ一瞬にして最大の力を引き出す心、そしてミリ単位でブレずに真上へ挙げる技術、この3つが全て揃わないと試技は成功しないという奥深さがある。
「この競技は自分を冷静に分析することが一番大事。当日の自分のコンディションを見極めて、1キロ単位で今の自分は何キロ挙げられるのかという感覚が無いと勝負できない」と宇城選手が言うように、己の体を知り尽くすことが、勝利へのカギとなる。
彼が理想とするアスリート像は、自身の憧れの人がそうであるように“人格者”であるということ。競技歴がベテランの域に達した今、自分がそういう姿になり、後輩たちにアスリートの理想像を示せる存在になりたい。彼の究極の目標はそこにある。


宇城元(ウジロハジメ)

宇城元選手(パワーリフティング)

1973年1月28日生まれ 44歳 兵庫県出身
順天堂大学所属

2004年 アテネパラリンピック 男子67.5kg級 8位(147.5kg)
2012年 ロンドンパラリンピック 男子75kg級 7位(180kg)

21歳の時にバイクに乗っていて、交通事故。それが原因で下半身不随となる。入院中に差し入れられたボディビルマガジンを見たことがキッカケでパワーリフティングを始める。
一昨年に左肘を手術し、現在はリハビリも順調。競技に真摯に取り組む自分の背中を見せて、後輩たちの競技力向上を願い、自らも2020年に輝けるよう日々努力している。

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