日本冶金の研究所と福利厚生施設、川崎製造所に複合棟を建設

 日本冶金工業(社長・木村始氏)は川崎製造所内に試験・研究施設と従業員の福利厚生施設の「複合棟」を建設する、と5日発表した。投資額は10億円強で、今年4月に着工、来年1月に完工する。

 複合棟は鉄筋コンクリート造・地上3階建で屋上も利用できる。建築面積1300平方メートル、延床面積3千900平方メートル。

 同社は今年度を初年度とする中期3カ年計画で「製造プロセス革新と川崎製造所リフレッシュ」を基本戦略の一つに掲げたが、今回の複合棟建設は第一弾。(1)製造所内に散在している施設を集約することで業務効率が向上する(2)従業員福祉が充実する(3)プロセス革新に向けた敷地の有効利用が可能になる―などの効果を見込んでいる。

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