イチロー、松井に次ぐ安打数&野手最多7球団…ヤクルト青木、MLBでの功績

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今季からヤクルトに復帰する青木宣親【写真:荒川祐史】

青木はメジャーで774安打を記録し第3位

 ヤクルトに青木宣親が7年ぶりに復帰を果たした。36歳と年齢的にはベテランの域に入ってきているが、卓越したバットコントロールを武器にする青木は十分に活躍が期待できる。メジャーに挑戦した通算6年間を見てもMLBで成績を残したといえる。

 NPBからMLBに移籍し、実際にプレーをした日本人野手は14人。ここでは安打数順に並べてみた。

1イチロー 17年 2636試 9885打3080安117本780打点509盗 打率.312
2松井秀喜 10年 1236試 4442打1253安175本760打点13盗 打率.282
3青木宣親 6年 758試 2716打774安33本219打点98盗 打率.285
4松井稼頭央 7年 630試 2302打615安32本211打点102盗 打率.267
5福留孝介 5年 596試 1929打498安42本195打点29盗 打率.258
6井口資仁 4年 493試 1841打494安44本205打点48盗 打率.268
7城島健司 4年 462試 1609打431安48本198打点7盗 打率.268
8岩村明憲 4年 408試 1545打413安16本117打点32盗 打率.267
9田口壮 8年 672試 1369打382安19本163打点39盗 打率.279
10新庄剛志 3年 303試 876打215安20本100打点9盗 打率.245
11川崎宗則 5年 276試 633打150安1本51打点12盗 打率.237
12西岡剛 2年 71試 233打50安0本20打点2盗 打率.215
13田中賢介 1年 15試 30打8安0本2打点2盗 打率.267
14中村紀洋 1年 17試 39打5安0本3打点0盗 打率.128

※なお野茂英雄は日本人投手として最多の65安打を記録。

 すべてNPBから海外FAやポスティングなどで移籍。マイナーリーグの下から這い上がった選手はいない。この14人のほか、MLBに昇格できなかった中島裕之(現宏之)がいる。

 言うまでもなくイチローの実績が群を抜いている。松井秀喜は安打数2位で、本塁打1位、打点2位。青木の安打数はこの2人に続く3位だ。実働年数では松井稼頭央や田口壮より短いが、青木は7年で3度規定打席に達している。またシーズン100安打を5回記録。レギュラーとして活躍した期間が長かった。

 シーズン打率は2017年の.274が最も低く、他の6シーズンはすべて.280台と安定して高打率を叩き出していた。MLBのオールスターゲームに選出された野手は、イチロー(10回)、松井秀喜(2回)、福留孝介(1回)の3人、青木宣親は、選出されたことはない。

 青木は7球団でプレーしたが、これは野手では最多。投手を含めても野茂英雄の8球団に次ぐ。野茂の移籍は12年で8回だったが、青木は6年で7回。MLBでは、球団を渡り歩く選手をジャーニーマンというが、青木のMLBでの選手生活は、まさに旅から旅の連続だったと言えよう。

 青木のNPB復帰によって、今季、MLBでプレーする可能性のある日本人野手は、現時点でFAのイチローただ一人になった。今季からエンゼルスでプレーする二刀流の大谷翔平には、野手としての期待もかかるが、2001年、イチロー、新庄剛志の挑戦で始まったNPB出身の“日本人野手メジャーリーガー”の歴史に、一つのピリオドが打たれる可能性も出てきた。青木がヤクルトでどのような成績を残すのか、注目したい。

(Full-Count編集部)