長崎・日吉チーム全国制覇 茂木は準V 中学生創造アイデアロボコン

 東京都内で1月にあった「第18回全国中学生創造ものづくり教育フェア 創造アイデアロボットコンテスト全国大会」(全日本中学校技術・家庭科研究会主催)の活用部門で、本県代表の長崎市立日吉中のチーム「CHALLENGE4」が優勝、市立茂木中の「もっちー」も初出場で準優勝の快挙を果たした。

 日吉中は2016年に続き、大会全体の最高位である文部科学大臣賞も受賞した。

 活用部門は、1分半の間に2体のロボットがボールをカップに入れたり、奪ったりしながら最終的な数を競う。決勝戦は当初互角。先端に取り付けた管の内部のプロペラの力でボールを吸い上げる日吉中のロボットが終了間際、ボールを2個奪い、勝利をつかんだ。

 両校のメンバーは6日、長崎市役所を訪れ、田上富久市長に大会の結果を報告。ロボットの動きを披露した。

 日吉中メンバーは、入江翔平さん(15)、田川侑樹さん(15)、森紗菜さん(15)。田上市長から全国大会と九州大会までの差を尋ねられると、田川さんは「全国は白熱した戦いで、見ている時も興奮した」と答えていた。

 初出場で準優勝となり、審査員特別賞も受賞した茂木中のメンバーは、成瀬蘭華さん(14)と山下裕月さん(14)。成瀬さんは「他のチームは男子が操縦者で、私だけ女子だったので緊張した」と話した。

優勝したロボットを実演する日吉中3年の(左から)田川さん、森さん、入江さん=長崎市役所

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