HAM新薬の有効性証明 聖マリアンナ医大・山野教授ら

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 鹿児島など西日本に患者が多い「HTLV-1関連脊髄(せきずい)症(HAM)」に対する新薬の治験を進めていた聖マリアンナ医科大学の山野嘉久教授=姶良市出身=ら研究グループは、新薬に原因ウイルスであるHTLV-1の感染細胞を減少させ、脊髄の炎症を改善させる働きがあることを証明した。初の根本的な治療薬となると期待されており、数年内の保険適用を目指す。  7日(現地時間)の米国際医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表した。  HAMは患者数が全国で推定3000人の希少難病。脊髄が次第に損傷され、歩行困難や排尿・排便障害、足のしびれや痛みの症状が進行し、寝たきりなど生活面で深刻な質の低下を引き起こす。  治験では、既存の治療では効果が不十分だったHAM患者約20人に対して、同じHTLV-1を原因とする成人T細胞白血病(ATL)の治療用製剤「抗CCR4抗体」を使用。感染細胞だけを標的とする特性を生かす一方、慢性疾患であるHAM患者に繰り返し安全に投与できる用法・要領などの開発を進めてきた。

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