アイ・テック、仮設リース事業に進出

敷鉄板など、まず上越に拠点

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 アイ・テックは、建設仮設資材リース事業に進出する。豊富に在庫する鋼材と加工機能を武器に、敷板やガードレール、土木資材などを建設現場へ供給する。まずは上越出張所(新潟県上越市)を拠点に北陸・信越や東北地方に事業展開し、将来的には鋼材流通と同じ範囲での営業拡大を目指す。

 同社は昨年夏からリース事業の準備に入り、営業と設計技術の業界経験者をそれぞれ採用。東北地方の高速道路の拡張工事などの現場向けなどで数件の実績を重ねてきたが、今年4月からは北陸支店(富山県射水市)の管轄下で上越出張所が本格的に営業拡大を進めることにした。

 敷鉄板は工場で切断するほか、ガードレールは本体と架台のH形鋼との溶接を関係会社の鉄骨ファブリケーター、大川スティールが担当。返却後の鋼材のゆがみを直す矯正機や洗浄機も導入した。豊富に在庫する建設用鋼材と多彩な加工能力を組み合わせることで、地場ゼネコンを中心に建設現場からの需要に柔軟に応えていく。

 同社は主力の鋼材流通・加工業に加え、鉄骨製作・工事業や軽量C形鋼、デッキプレートの製造などを手掛ける。また今夏に開業予定の相馬工場(福島県相馬市)など大型船舶が着岸可能な岸壁・ヤードを備える流通・加工拠点や北陸・関西、東海、関東、東北に営業網を展開している。

 大畑大輔社長は「以前からリース事業への進出を検討していた。今後は建材販売とセットにした営業を加えることで、プラスアルファの相乗効果を見込んでいる」と将来性を展望。さらに「建設機械レンタル業者とも協力して、災害復旧時に協力できる体制を整えたい」と社会貢献の重要性にも言及している。