先日レアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドは、20歳の時と同じことができるわけではないとコメントしていた。鉄人ロナウドでも33歳となれば、肉体的に衰えてくる部分は必ずある。そのぶん20歳の時には無かった武器を今のロナウドは身につけているのだが、失ったものもある。
では、ロナウドは20歳の時にどんなプレイをしていたのか。スペイン『as』は改めて動画で振り返っており、「過去に戻ってみよう」と20歳の頃の映像を紹介している。
映像を見ると、今に比べて圧倒的にボールを持っている時間が長い。右サイドでプレイしている機会も多く、視線はゴールというよりも目の前のDFをドリブルでかわすところにあるように見える。そして何より速い。当時のロナウドは自身のトリックでDFをかわしていくことに喜びを見出していたのだろう。
このようなスピード溢れるドリブルは今のロナウドには無いものだ。そのぶんゴール前での駆け引きやシュート技術が大幅に向上し、シーズンに40点近く決める化け物FWとなった。スピードが衰えてもトップレベルで活躍するために何が必要なのか。ロナウドはこれをキャリアの中で常に考えていたのだろう。プレイスタイルの大幅な変化はロナウドの努力の証とも言えそうだ。
参照元:YouTube