2012-13シーズン、バイエルンは圧倒的な強さで3冠を達成した。当時のバイエルンを止められるチームは存在せず、攻守両面において完成度は抜群だった。その時チームを指揮していたのはユップ・ハインケスで、このシーズンを最後に監督業引退を宣言している。
しかし、今季序盤戦でチームが躓いたこともあり、バイエルン上層部はもう1度ハインケスに指揮を任せることを決定。10月15日のフライブルク戦からカルロ・アンチェロッティに代わって指揮を執り始めたが、そこからハインケスのチームは21試合を戦って20勝1敗と恐ろしい成績を記録しているのだ。
独『Kicker』によると、当時の3冠を知るアリエン・ロッベンも「監督が代わってからの連勝は印象的だね。チャンピオンズリーグ制覇の可能性を高めるためにもこのリズムをキープしないといけない」と手応えを口にしている。
今のチームならば2012-13シーズン以来の3冠も可能なように思えてくるが、名将ハインケスを止めるチームは今季存在するのだろうか。