ロアッソMF池谷友喜 跳ね馬の血思い熱く

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J3北九州との練習試合で前半、パスを受けようとする熊本の池谷(37)=鹿児島県さつま町の北薩広域公園(池田祐介)

 「ロアッソへの思い入れは誰よりも強い」。大卒ルーキーのMF池谷友喜(22)は、少年時代から憧れたチームでプロの第一歩を踏み出した。父は前監督の池谷友良氏。前身のロッソ熊本時代から、父がJ1を目指して奮闘する姿を見て育った。

 ロアッソのジュニアユース、ユースで技術を磨いた。ユースからトップチームに昇格はできなかったが、中大に進学後はゴールを量産するなどパワーアップ。「(チーム発足の)13年前からの願い」というロアッソ入団をつかみ取った。

 MF上村周平、MF坂本広大はジュニアユースから同期。「上村みたいな守備力や、坂本みたいなスピードはない。自分は周りと連係を取って生きるタイプ。運動量も見せたい」。2人とは違う持ち味でチームへの貢献を目指す。

 8日のJ3北九州との練習試合はフル出場を果たした。精力的に動き、ボールサイドに積極的に顔を出したが、「ゴールには絡めなかった。もっと自分の良さを出さないと。まだ突き詰めるところは多い」。悔しさと課題を見いだした。

 試合デビューを今季の目標に掲げ、「一つでも多く試合に出て、これまでお世話になった人に恩返ししたい」。サッカー界の“先輩”でもある父からは「全力を尽くせ。点を取るだけでなく、汗をかけ」とエールを送られた。跳ね馬の血を受け継ぐ池谷の挑戦が始まった。(野方信助)

◇いけや・ゆうき 163センチ、60キロ。熊本市出身。気分転換は読書。「大学在学中に就職活動をしていた時期に本を読み始めたら、はまった。今は時間があれば読んでいます」

(2018年2月11日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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