ソマリア沖派遣 海上自衛隊の護衛艦「あまぎり」が帰港

 海賊対処に従事するためアフリカ東部ソマリア沖・アデン湾に派遣されていた海上自衛隊の護衛艦「あまぎり」(3500トン、森陸晃艦長)が11日、半年ぶりに母港の佐世保に戻った。

 海上保安官を含む約220人が乗り組み、第28次隊として昨年8月6日に佐世保を出港。1月6日までに現地で13回の直接護衛などの任務に当たった。

 この日は佐世保市干尽町の倉島岸壁で帰国行事があり、海自関係者や乗組員の家族ら約600人が参加。集まった家族が「おとうさん おかえり」などと書かれたプラカードを手に出迎えた。

 指揮官を務めた齊藤浩司第2護衛隊司令は「任務を完遂し、総員帰還した」と報告。山下万喜(かずき)自衛艦隊司令官は「今回の任務で、役割と成果に誇りと自信を持ち、今後さらにまい進することを強く希望する」と訓示した。

関係者を前に帰国を報告したあまぎりの隊員ら=佐世保市干尽町

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