被災地区の再整備、住民交流が重要 大槌町元副町長が南阿蘇村で講話

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住民の意見を重視した被災地の再整備について講話する元大槌町副町長の大水敏弘氏=南阿蘇村

 東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町の元副町長で現長崎県諫早市副市長の大水敏弘氏が9日、熊本地震からの復興を進める南阿蘇村の役場で、地域コミュニケーションを重視した災害公営住宅(復興住宅)や被災地区の再整備について講話した。

 大水氏は、国土交通省から岩手県庁に出向していた2011年に東日本大震災に遭い、仮設住宅の整備を担当。13~16年に大槌町で復興担当の副町長を務めた。

 南阿蘇村が開いた講話会は村職員や被災地区の区長ら約40人が参加した。大水氏は大槌町の復興住宅の整備について、住民組織やアンケートの意見を取り入れて近所付き合いがしやすい長屋タイプを増やし、被災前の地域ごとにまとまって入居できる枠を設けたことなどを紹介。「合意に時間がかかる面もあったが、住民がコミュニティーを維持し、誇りを持てることが地域の将来の発展にもつながっていく」と話した。(堀江利雅)

(2018年2月13日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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