長友選手トルコリーグ戦デビュー 現地取材で見えた移籍の裏側

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長友選手に対する現地メディアの様子は?


3 Lines Summary

・ 1月31日 長友選手がトルコの強豪ガラタサライに期限付きで電撃移籍

・ 移籍後、2日間の練習でトルコリーグ戦に先発デビュー

・ フル出場もチームは黒星「2日では全てを理解するのは難しかった」


「11時に長友佑都選手がイスタンブールに到着する」

1月31日、朝からトルコメディアが一斉にざわつく。こちらでも情報収集するとどうやら長友選手がすでにミラノから向かっているとの情報を掴み、イスタンブールのアタチュルク空港で長友選手の出待ちを試みる。
トルコではスポーツの中でサッカーの人気は圧倒的に高く、大手通信社、国営メディア、スポーツチャンネルが同じように出待ちしていました。中には到着の様子を生中継するテレビ局も。
ただ一般人のファンがいるかというと、到着口には家族・知人を待つ一般のお客さんばかりで、さすがに長友選手を待つファンの姿というのは見かけませんでした。
その様子はこちらのニュースでも取り上げています。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00383725.html

「今の心境は」「トルコの印象は」「日本のファンに一言」
問いかけには一瞥もせず、何も答えることなく車に乗り込み空港を後にしました。
メディアの問いかけには無言でしたが、おそらく契約前だったので何も話さなかったのかと思われます。

「長友、ガラタサライに移籍」
トルコ国内でもニュースで大きく取り上げられ、ガラタサライファンの間でも期待が高まっていました。
やはりイタリア・セリエAの強豪「インテル・ミラノ」に7年も所属していたこともあり、多くのトルコ人も長友選手のこれまでの実績や実力を知っているようで、長友選手の移籍を歓迎する声が圧倒的でした。
ガラタサライのオフィシャルグッズショップには「長友選手の背番号は何番なんだ」など問い合わせが殺到したそうです。

合流4日目で先発デビュー、練習は2日

2月4日、アウェーでのシワススポルとの試合に、先発フル出場も1-2で敗戦。
背番号「55」もこの試合で初披露。
気温も2度と冷え込む中、やはり合流して2日しか練習してない状況での試合は連携が取れていない印象でした。
長友選手がサイドから駆け上がって飛び出そうとするタイミングと、パスの出し手のタイミングが合わず、良い攻撃に繋がらないという形が何度かありました。
その中でも少ないながらもチャンスを作ったり、相手に勝る運動量で懸命に守備をしていた姿も印象的でした。

「2日では全てを理解するのは難しかった」

シワススポルとの試合を終えて、日本メディアの囲み取材に応じた長友選手。
チームとの連携に苦労したことや、移籍に至った心境を語ってくれました。

以下は囲み取材のやり取り。

ーー今日は残念な結果だったが、2回しか練習してない中での試合、90分出れたことについて手ごたえは?
そうですね。2日しか練習してない中で、まだこのリーグ戦がどういうリーグ戦なのかもそうだし、チームがどういうサッカーをするのかを含めても、なかなか2日では全てを理解するのは難しかったですけど。まず、90分出れたということは良かったですけど、結局敗れてしまったので、残念ですね。

ーー特にプレーで意識したのは、チームに合わせるという事?
そうですね。近くの選手がどういうプレーをするのかも含めて、徐々に見ながら試合をやっていたという形ですね。

ーーウォーミングアップで、チームメイトに合わせながら、という様子も見れたのですが、実際90分やってみて、思い描いていたものと違う?
やはり試合は難しいなと感じましたね。トルコリーグはセリエAとはまた違った、なんていうか、プレースタイルというか、そういったものがあるなと感じましたね。特に縦のスピードが早いので、そこは今後気を付けないといけないところではありますね。

ーーW杯を間近に控えて、難しい決断だったと思いますが、決断に至った心境は?
心境は、とにかくサッカーの事を考えて、W杯の事を考えて決断したので、何の後悔もないですし、インテルを離れたことも何の後悔もないですし、このクラブに来れて嬉しいですね。

ーー何を求めて来た?
何を求めて、自分の成長ですね。ここに来れば、また新しい刺激をもらって自分自身も成長できるかなと思って、それだけですね。

ーーいろいろ選択肢があったと思うが、ガラタサライの決め手は?
もちろん、トルコでも強豪ですし、世界でも有名なチームで、スナイデルが、フェリペ・メロがここでプレーをしていて、彼らと話をして、彼らは「迷わず行け、素晴らしいチームだから。」と言っていたので、そういう事もあって、いろんな部分が重なって、自分がここに行きたいなと思って決断しました。

ーーチームでのコミュニケーションはどういうふうに?イタリア語?
イタリア語だったり、スペイン語だったり、英語だったり。コミュニケーションくらいなら取れるので、その3つの言語を使って、コミュニケーションを取っている形です。

ーーイタリアであれだけ経験を積んでますが、改めて観客の雰囲気とか、トルコリーグとか、感じたことは?
セリエAも熱いなと思っていましたが、トルコリーグも負けないくらい熱いなと感じましたし、それ以上の熱さをアウェーで感じたので、次ホームになると、すごい声援、後押しになると思うので楽しみですね。

ーー7年間親しんだイタリア、愛梨さんもいらっしゃったのに決断したのは、サッカーのためとはいえ難しい決断だった?それでもサッカーに対する思いが自分を突き動かした?
もちろん悩んだ部分もありますけど、自分がサッカー選手としての成長だったり、W杯に向けてどういう選択をすればいいか考えた結果、妻とも話し合った結果、この道を決断したという形ですね。
ーーきょう、奥様が出産予定日という事ですが試合前には何か話した?
頑張ってくれよと。

ーーお互いに?
はい。

トルコメディアにはイタリア語で対応

トルコメディアにも囲まれる長友選手。
トルコでは英語は一般的ではなく、何語でインタビューに答えるのか見ていたところ、なんとイタリア語。長年イタリアで過ごしているだけあり、流暢なイタリア語でインタビューに答え、それを通訳の方がトルコ語で答えていました。
日本語通訳がいなかったのか、イタリア語通訳が一般的なのか、チーム事情もあるのかもしれませんね。
最後に知ってるトルコ語を聞かれ
「メルハバ!」(こんにちは)と答え、場が和む雰囲気も。

現地在住の日本人も興奮

電撃移籍はトルコのサッカー界だけでなく、トルコに住む日本人にとっても朗報だったようです。
現地在住の日本人の中でも「試合観戦に行きたい」という声が多数上がっていて
今後、長友選手の応援に駆けつける日本人の姿も見られるでしょう。
ガラタサライの公式HPによると在イスタンブール日本総領事館の総領事も長友選手に激励に訪れたとのこと。
http://www.galatasaray.org/haber/futbol/baskonsolos-eharadan-floryaya-ziyaret/38815

今回の長友選手の移籍はトルコ人にとっても、日本人にとっても良いニュースになったことは間違いないですね。活躍を期待しています。

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