最強の若手選手として注目を集めるのは常にパリ・サンジェルマンのFWキリアム・ムバッペで、現在19歳のムバッペはすでに将来のバロンドール候補と呼ばれる存在だ。しかし、ムバッペ以外にも注目すべき若手はいる。
今回伊『Gazzetta dello Sport』が称賛したのはミランFWパトリック・クトローネだ。クトローネは今季開幕前のプレシーズンで得点力をアピールし、開幕後も継続的に出場機会を得ている。今節のSPAL戦でも2得点を決めており、指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾもフィリッポ・インザーギと似たところがあると絶賛していた。
そのクトローネはここまで12得点を記録しており、欧州五大リーグでプレイする20歳以下の選手では15得点のムバッペに次いで2番目に多い数字となっているのだ。同メディアはクトローネより上はムバッペのみと伝えており、得点数だけにスポットを当てればクトローネも十分に驚異の若手と言える。
他には日本代表GK川島永嗣の所属するメスFWイブラヒマ・ニアン(18歳)、リヨンMFホッセム・オーアル(19歳)が5点、ヴェローナFWモイーズ・キーン(17歳)、ドルトムントMFクリスティアン・プリシッチ(19歳)が4点となっており、クトローネとムバッペの得点力はずば抜けている。
クトローネは世代別のイタリア代表に選ばれているが、2018ロシアワールドカップ出場を逃したイタリアサッカー界を救ってくれる選手となるかもしれない。