13日からチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦がスタートするが、今大会は優勝候補が多い予想の難しい状況となっている。そこで英『FourFourTwo』は、現時点でのパワーランキングを発表。ベスト16の中でどこが最強のクラブかを検証している。まずは16位から10位までだ。
16位:バーゼル
15位:ベジクタシュ
14位:シャフタール・ドネツク
13位:ポルト
12位:セビージャ
11位:チェルシー
10位:ローマ
11位にチェルシーが入っているのは意外かもしれないが、同メディアは抽選会が行われた時とは別のチームになっていると指摘しており、ここ最近の戦いぶりから順位を落としてしまっている。1回戦の相手がバルセロナであることを考えると、やや厳しいか。
9位:ユヴェントス
8位:トッテナム
7位:マンチェスター・ユナイテッド
6位:リヴァプール
5位:バイエルン・ミュンヘン
4位:レアル・マドリード
昨季ファイナリストのユヴェントスがトッテナムより下となっているが、同メディアは昨季よりも弱くなっていると主張している。今季も安定した戦いを見せているものの、FWパウロ・ディバラを上手くチームに組み込めていないなど気になる点もある。1回戦ではトッテナムと戦うが、グループステージでレアル・マドリードやドルトムントを撃破したトッテナムの方が強いとの評価だ。
マンUもチェルシーと同じく最近のパフォーマンスが不安定で、マンCの無敗をストップしたリヴァプールの方が評価は上となっている。リヴァプールの場合は速攻に強みがあるため、強豪と対戦した時の方が実力を発揮しやすいかもしれない。
3位:パリ・サンジェルマン
2位:バルセロナ
1位:マンチェスター・シティ
やはりと言うべきなのか、今最も高い評価を得ているのはジョゼップ・グアルディオラ率いるマンCだ。パフォーマンスのレベルは開幕からずっと高いままで、穴はほとんど見当たらない。あの攻撃を無失点で防ぐのは限りなく難しいミッションと言えるだろう。
しかし、このトップ3は実力に大きな差があるわけではない。2位のバルセロナもリーグでは無敗を維持しており、リオネル・メッシの調子も相変わらず良い。3位PSGもネイマール、キリアム・ムバッペを加えた攻撃は欧州屈指のレベルにあり、十分に優勝を狙える力を持っている。
ただ、PSGとバルセロナはベスト16で大勝負が待っている。マンCは今回のランキングで最下位になっているバーゼルとの対戦だが、バルセロナはチェルシー、PSGにいたっては昨季王者レアルとだ。ここで潰される恐れもあり、ベスト8進出の可能性の高さではマンCが圧倒的と言える。
果たしてこのパワーランキング通りに大会は進行するのだろうか。今季ほど予想の難しいチャンピオンズリーグも珍しい。