島にどんな大学つくる? 五島高生 アイデア競う 主権者教育の発表会 本物の掲示板で校内投票も

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 五島市池田町の長崎県立五島高(原田尚之校長)で13日、主権者教育の発表会があった。テーマは、もし市内に大学を設置するなら、どんな学部や学科があればいいか-。生徒たちは島の長所と短所を挙げながら多種多様なアイデアを提案。14日から本物の投票箱を使って校内投票も実施し、政治や選挙への関心を高める。

 同校は2016年度に続いて県教委の主権者教育モデル校となり、17年度は県内唯一。「バラモンプラン」と題した総合的な学習で、政治に関する教養を高めている。普通科2年155人は昨年から市の課題と解決策を模索。最終的に9班に分かれ、それぞれが地元にふさわしい架空の大学を考えてきた。

 この日、各班は人口減少や高齢化の加速、耕作放棄地の拡大などを統計を交えて“有権者”の1、2年生に紹介した。その上で▽外国人観光客や交流人口増加を図る学科▽島の基幹産業でありながら後継者不足に悩む農漁業に関する学科▽食と健康寿命の関連性を探る学科▽訪問医療の充実を目指す学科-など、島の特徴を生かせる実践的カリキュラムを提案した。

 ある班は市内に点在する空き家に着目し「増加する空き家や施設、廃校舎などの活用を通じて都市開発できる人材を育成する」と主張。別の班は、卒業後に島内で働いた年数に応じて授業料を返還する制度をアピールしていた。

 ポスターも作製し、今月の知事選で使った掲示板に張ってPR。3日間の投票は「大学を設置するか否か」と「設置するなら、どの大学か」の2種類。生徒は本番さながらに投票の受け付けや開票作業も体験する。

島にふさわしい大学を発表する生徒=五島高
掲示板に張られた各班のポスター=五島高

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