運転免許返納、代理もOK 熊本県警、3月から新制度

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運転免許の自主返納制度を紹介するポスター=県警本部

 高齢者による運転免許の自主返納を増やすため、県警は3月1日から、家族などの代理人による手続き代行制度を始める。入院などで窓口を訪ねることができない高齢者が返納しやすい環境をつくることで、交通事故防止につなげる。

 県警運転免許課によると、代理人に要件はなく、返納が本人の意思であることなどを約束する誓約書が求められる。本人は免許取り消しに承諾する委任状に署名し、押印。代理人から申請を受けた担当者が本人に電話で意思確認し、手続きが成立する。

 代理人は返納手続き代行後、身分証明書として使える運転経歴証明書も代わりに申請することができる。

 代行手続きは平日、菊陽町の県運転免許センターのほか、各警察署で受け付ける。日曜は免許センターで午前10時半~同11時半、午後2時半~同3時半に窓口を開設。土曜と祝日は開設しない。

 2017年、県内で免許を自主返納した人は4812人で、5年前の1348人から3・6倍に増加。65歳以上の高齢者は4586人で全体の95・3%を占める。運転免許課は「代行制度を安全運転や返納について家族で考えるきっかけにしてほしい」と話している。(藤山裕作)

(2018年2月14日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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