ユヴェントスがリードを守れない1999年以来の衝撃展開 デ・シリオ「スペースを与えすぎた」

ユヴェントスはリードを守り切れず photo/Getty Images

トッテナムは13日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でユヴェントスと対戦し、2-2で引き分けた。ユヴェントスが前半9分の時点で2-0とリードを奪った時、サッカーファンの多くはユヴェントスの勝利を確信したのではないだろうか。ユヴェントスはリードを守ることに長けたチームで、1-0で勝つことも苦にしていないチームだ。早い時間帯に得点を奪ったことでユヴェントスのペースでゲームは動くはずだった。

しかし、ユヴェントスはリードを守り切ることができなかった。ユヴェントスは2点を先制したあとに自陣深くまで下がって守備をするスタイルを取り、トッテナムにボールを持たせる展開を選んだ。それはユヴェントスが得意とするやり方だったはずだが、目まぐるしくポジションを変えるトッテナムの攻撃陣はそれを突き破るだけの力を持っていた。

伊『Premium Sport』によると、ユヴェントスDFマッティア・デ・シリオは試合後、「難しい試合になることは分かっていた。2-0になった時、僕たちはよりコンパクトにしたかったから下がるようになった。でも彼らにチャンスメイクするためのスペースを与えすぎてしまった」と振り返っている。やや引く時間が早すぎたこともトッテナムの同点劇を呼び込んでしまった。

英『BBC』はいくつかのデータを紹介しているが、何より驚きなのはユヴェントスはこの2失点が2018年に入って最初の失点だったのだ。チャンピオンズリーグ、コッパ・イタリア、リーグ戦を合わせてもユヴェントスは直近16試合で僅か1失点しかしていなかった。その1失点は12月31日のヴェローナ戦のものだ。その守備から2得点奪ったことを考えれば、トッテナム攻撃陣の凄さが分かるだろう。

また、ユヴェントスがチャンピオンズリーグのホームゲームで2点を先行しながら守り切れなかったケースは1999年のマンチェスター・ユナイテッド戦まで遡る。トッテナムの反撃は記録に残るものだったのだ。全体的に実力は拮抗していたが、このゲームを制するのはどちらなのか。2ndレグは3月7日に行われる。

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