14日にUEFAチャンピオンズリーグのラウンド16（1stレグ）が行われ、レアル・マドリードが本拠地でパリ・サンジェルマン（以下PSG）と対戦した。
序盤からレアルがハイプレスを敢行し、PSGが耐え忍ぶ展開に。28分には左サイドを駆け上がったマルセロが逆サイドのロナウドにパスを送る。敵陣ペナルティエリア右隅に侵入したロナウドがシュートを放つが、相手GKアレオラのファインセーブに阻まれ、先制点を奪うには至らなかった。
試合が動いたのは33分。ムバッペが右サイドから低い弾道のクロスを送ると、このボールに反応したネイマールが敵陣ペナルティエリア内でヒールパス。後方から駆け上がったラビオが強烈なシュートを放ち、PSGが貴重なアウェイゴールを挙げた。
先制を許したレアルだが、試合序盤から見せていた攻撃的な姿勢が奏功する。44分に敵陣ペナルティエリア内に侵入したクロースがロ・チェルソに倒され、PKを獲得。このPKをロナウドがゴール左隅に突き刺し、レアルが同点に追いついた。互いに1点ずつを取り合い、前半を終える。
より多くのアウェイゴールを手にしたいPSGは後半開始とともに攻勢を強める。49分には敵陣ペナルティエリア内でムバッペが右足でシュートを放つが、相手GKナバスのセーブに阻まれてしまう。その後、PSGのエメリ監督は66分にカバーニを下げ、ムニエを投入。右サイドバックのアウベスを一列上げて攻撃を活性化させるが、ラストパスやシュートの精度を欠き、勝ち越し点を奪うには至らなかった。
2ndレグにむけてこの試合を勝利で終えたいジダン監督（レアル）は、ベイル、バスケス、アセンシオの3人を79分までに投入。迎えた83分にはモドリッチが敵陣深くで相手のパスをカットすると、途中出場のアセンシオにパスを送る。アセンシオの左サイドからのクロスは相手GKアレオラに弾かれたものの、こぼれ球にロナウドが反応し、レアルが逆転に成功した。86分にはアセンシオのパスを受けたマルセロが敵陣ペナルティエリア内で強烈なシュートを放ち、勝負あり。ジダン監督の思いきった采配で息を吹き返したレアルが逆転勝利を収め、ベスト8進出に近づいた。
［メンバー］
R・マドリード：ナバス、ナチョ、ヴァラン、ラモス、マルセロ、カゼミロ（→バスケス 79）、モドリッチ、クロース、イスコ（→アセンシオ 79）、ロナウド、ベンゼマ（→ベイル 68）
PSG：アレオラ、アウベス、マルキーニョス、キンペンベ、ベルチチェ、ロ・チェルソ（→ドラクスラー 84）、ヴェッラッティ、ラビオ、ムバッペ、カバーニ（→ムニエ 66）、ネイマール
［スコア］
R・マドリード 3-1 PSG
［得点者］
R・マドリード：ロナウド（45）、（83）、マルセロ（86）
PSG：ラビオ（33）
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