「小児がん患者に支援を」ゴールドリボン運動の特製ツリー設置

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大分市の県立病院1階中央エレベーター横に置かれたツリー。壁には応援メッセージが寄せられている

 小児がんの病状などを正しく理解してもらうため、患者の家族らが「ゴールドリボン運動」を展開している。県立病院(大分市)などに金色のリボンを付けた特製ツリーを設置。世界共通のシンボルマークを通し、「苦しんでいる子どもたちのために支援と協力を」と呼び掛けている。

 啓発に取り組んでいるのは「がんの子どもを守る会九州北支部」(山本章子支部長、約100人)。

 大分、福岡両県の関係者らが1999年から、交流会や現状を知ってもらうための活動を続けている。

 大分県内は15日の国際小児がんデーに合わせ、県病のほか県立図書館(同市)、大分市役所稙田支所、大分大学医学部付属病院(由布市挾間町)の4カ所にそれぞれチラシと一緒にツリーを置いた。

 県病では闘病中の子どもにエールを送るため、他の入院患者や来院者らが自由にリボンを付けたり、メッセージを書き込めるようにしている。

 準備を進めた同支部幹事の竹下美紗さん(41)=大分市大道町=は7年前、当時3歳だった長女(10)が白血病を患った。退院後、薬の副作用で髪の毛が抜け、夏でもマスク姿だったため周りに好奇の目で見られることがあったという。

 「幼稚園や学校に行きながら治療をしている子どももいる」。竹下さんは「世間に関心を持ってもらうことで、地域で安心して闘病生活を送ることができる環境にしていきたい」と訴える。

 ツリーの設置は今月末まで。山本支部長は「病気を理解してない人も多い。どんな支援が必要かを多くの人に知ってもらえるとうれしい」と話している。