リーグ制覇、スペイン国王杯制覇、チャンピオンズリーグ制覇へ向け、バルセロナFWリオネル・メッシが準備を整えている。メッシは今季も開幕からゴールを量産し、ネイマール退団の穴を感じさせない圧倒的なパフォーマンスを見せてきた。それもあってチームはリーグ戦で無敗、スペイン国王杯でも決勝に進出するなど順調にきており、これからはタイトル獲得へ総仕上げの時期に入る。
それに合わせてメッシの役割も変わってくるようだ。スペイン『MARCA』はメッシがシーズン終盤の重要なゲームにベストコンディションで臨むため、今後はターンオーバーを受け入れる考えだと伝えている。メッシはあまり休みたがらないタイプの選手だが、30歳になったこともあってフル稼働し続けるのは難しくなってきている。
直近のゲームでいうなら20日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のチェルシー戦が重要なゲームとなり、17日のエイバル戦はメッシを含め主力数選手を休ませる良い機会になるのではないかと同メディアは見ている。チェルシーはメッシが苦手としているチームだけに、ここにベストを持っていきたいと考えるのは当然だ。
リーグ戦では2位アトレティコ・マドリードが勝ち点差7のところまで迫ってきたが、まだ焦る段階ではない。アトレティコもヨーロッパリーグ決勝トーナメントが絡んでくるため、どこかで状態が落ちてくると考えることもできる。まずはチェルシー戦に集中すべきだろう。
また今夏はロシアワールドカップが控えており、アルゼンチン代表側も先日メッシのプレイタイムを減らしてほしいと希望を出していた。メッシにとってもピークの状態でワールドカップに出場できるのは今回が最後になる可能性もあり、思い入れも強いはずだ。バルセロナでの3冠、そしてワールドカップ制覇へ。メッシにとって勝負の4か月だ。
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