華やかに まち彩る「長崎ランタンフェスティバル」開幕 

色とりどりの光に包まれ、観光客らでにぎわう会場=長崎市新地町、湊公園

 約1万5千個の光がまちを彩る長崎の冬の風物詩「長崎ランタンフェスティバル」が16日、長崎市中心部で開幕した。あいにくの雨の中、中央公園など七つの会場と中島川沿いなどの装飾エリアは華やかな明かりで照らされ、観光客や市民でにぎわった。フェスティバルは3月4日まで。  新地中華街会場(湊公園)では、春節礼祭・点灯式があった。午後6時、来場者らのカウントダウンに合わせて、メインオブジェ「瑞獅戲球(ズイスーシーチョウ)」やランタンが一斉に点灯。異国情緒あふれる極彩色の光景に、来場客から拍手が起こった。  千葉市の会社役員、五十嵐正治さん(68)は「きれい。雨だけど来て良かった」、孫の溝口正翔ちゃん(5)は「一番上にいる獅子がかっこいい」と高さ10メートルのオブジェを見上げた。福岡県八女市出身の長崎大2年、中野菜月美さん(20)は「昨年も長崎にいたが、見に来たのは初めて。こんなにきれいだとは」と目を輝かせていた。  期間中は、各会場で中国獅子舞や龍踊(じゃおどり)などのステージイベントをはじめ、ホテル宿泊券や長崎の特産品が当たるスタンプラリーもある。

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