五島椿まつり開幕 来月4日まで催し多彩

 多数のツバキが自生する五島市で17日、第24回五島椿(つばき)まつり(実行委主催)が開幕した。ツバキの見ごろに合わせた恒例イベント。3月4日まで各地で多彩な催しを繰り広げる。初日は東浜町2丁目の五島港公園でオープニングセレモニーがあり、にぎわった。

 同市内には約440万本のツバキが点在する。名花「玉之浦」の発祥地としても有名で上崎山町の五島椿森林公園は国際優秀椿園に認定。275種計約3千本を楽しめる。2020年には国際ツバキ会議と全国椿サミットが市内で同時開催される予定で、ツバキでの地域振興を目指している。

 セレモニーでは島内外のグルメが並ぶ「五島うんまかもん市場」や、各種ステージを開催。ツバキの苗の無料配布では開始1時間ほど前から多くの人が列をつくって品定めしていた。地元産のワインや焼酎、清酒の飲み比べも人気を集め、ステージからの餅まきで会場の盛り上がりはピークに達した。

 期間中は芸術文化や伝統芸能、スポーツイベントがめじろ押し。詳しい案内は市ホームページ(HP)などで紹介している。

ツバキの苗を無料で配布される来場者=五島市

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