ボウリング世界一の技をジュニアに 今井(長崎鶴洋高出身)ら指導

 ボウリングの世界選手権女子シングルスで優勝した長崎鶴洋高出身の今井双葉(熊本学園大3年)らが指導する「ジュニアボウリング教室」が17、18日、長崎市のマリンボウルで行われ、地元の小中高生16人が基本技術などを学んだ。

 今井は熊本県出身。2012年に長崎鶴洋高に入学し、国体の本県代表として3年連続入賞するなど活躍した。現在は全日本ナショナルチームに所属。昨年11、12月に米国で行われた世界選手権では、シングルスで男女通じて日本勢初となる金メダルを獲得した。

 教室は長崎市ボウリング協会がジュニア層の技術向上を目的に昨年9月から開催し、今回で3度目。この日は今井のほか、ともにユース日本代表の原口優馬(長崎鶴洋高3年)、徳久恵大(九州文化学園高2年)も指導に加わった。投球フォームの確認や目標の位置に投げる練習を行った後、実戦を通じて成果を確かめた。

 参加した日宇中2年の福満亮さんは「投げ方など勉強になった。自分もナショナルチームに入れるように頑張りたい」と目を輝かせた。今井は「長崎は自分を育ててくれた場所なので、こんな機会に恵まれてうれしい。日本人でも世界一になれるという夢を、現実的な目標に変えていく手伝いを続けたい」と語った。

子どもたちに手本を見せる今井(熊本学園大)=マリンボウル

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