長崎県五島市のシンボル、鬼岳(標高315メートル)で17日夕から夜にかけ雑草を燃やす山焼きがあり、壮大な草原に炎の帯が広がった。
害虫駆除や景観保全などを目的に数年に1度実施。今回は2年ぶりで消防団員ら約200人が参加した。
燃やしたのは山頂付近の園地71ヘクタール。日没間際の午後6時に消防車両のサイレンが響き渡り、たいまつを手にした団員が一斉に点火。風も適度に吹いており、火は「バチバチ」と勢いよく音を立て、炎の帯が斜面を駆け上がっていった。山の下の市街地からも火を見ることができて、写真撮影を楽しむ市民もいた。