心揺さぶる、ばちの地鳴り 志賀で「石川の太鼓」 10団体が祭りの熱気

 第27回石川の太鼓(公益社団法人石川県太鼓連盟主催、北國新聞社共催)は18日、志賀町富来活性化センターで開催され、北陸三県の10団体約150人が「地鳴り」をテーマに渾身(こんしん)の力でばちを振るい、会場を埋めた約500人の心を揺さぶった。キリコや奉燈、獅子舞も繰り出され、能登の祭りを演出した躍動感あふれるパフォーマンスが熱気をさらにかき立てた。

 オープニングは地元の冨木八幡太鼓保存会と冨木神幸太鼓の合同チームが飾った。富来地域のキリコ祭り「八朔(はっさく)祭礼」の祭り唄が響く中、キリコが練り、迫力ある演奏が始まった。輪島市の御陣乗太鼓保存会がテンポの速い曲で続いた。

 七尾市の石崎豊年太鼓響友会の舞台では、高さ約5・5メートルの奉燈が登場した。能登の夏祭りを代表する「石崎奉燈祭」の太鼓をアレンジした演目が披露される中、石崎町青年団の団員約40人が奉燈を担いで回り、会場を盛り上げた。

 志賀町の矢駄青年団は獅子舞を披露した。「ソリャー、ソリャー」と裏声による掛け声に合わせ、激しく動く獅子に盛んな拍手が送られた。金沢地区合同チームは寸劇も交えて虫送り太鼓を繰り広げ、小松市の打族も勇壮なパフォーマンスで会場を沸かせた。

 県外からは氷見市の氷見有磯太鼓保存会、坂井市の火の太鼓保存会が出演した。フィナーレで出演者がステージに勢ぞろいし、富来のキリコと石崎の奉燈が共演する中、祭り太鼓で盛大に締めくくられた。

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