寒さの終わりが見えていますが

乾燥した寒風で涙目になった昨夜から一夜明けた東京は、やはり未だに空気が冷たくて弱気になりそうです。いちおう、あす(20日・火)はいったん寒さが緩んで、関東以西は12℃前後の地域が多くなります。しかし、週の後半は相変わらず気温が低く、これまで通り今冬の厳しい仕打ちで苦渋が染みついた冬服で過ごすことになりそうです。

そんな中、ついにこの寒さに終止符が。20日のような一過性ではなく、月末以降は少なくとも「数日ほど平年を上回る気温」になる予想です。ただし、あくまで気温は上がりますよというだけの話で、それが「湿った南風の影響」によって、ようやくなし得る可能性が高いので、空模様に関しては、むしろ良くない方を想定するべきでしょう。近年は、3月1日頃に雨が降る可能性が高く、なおかつ荒れた天気になりやすい傾向もあるので、今のうちからちょっと注意です。

気象予報士・高橋 和也

画像について:10日間予報(予想最高気温)

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