「ザ・ビートルズ」のギタリスト、ジョージ・ハリスンのプライベート写真や、歌詞を書いたメモなどが並ぶ企画展「アイ・ミー・マイン展」が東京・渋谷ヒカリエで開かれている。3月11日まで。
同展は昨年、英・ロンドン、米・ロサンゼルスで行われ、反響を集めた。ジョージが25日に生誕75年目を迎えることを記念し日本開催が決まった。最後のライブとして語り継がれている「ルーフトップ・コンサート」でジョージが着用したマリー・クワントの黒いコートなどは日本初公開。
便箋などに書かれた歌詞は、ビートルズ時代に制作した「アイ・ミー・マイン」や、解散後に書き下ろした「マイ・スイート・ロード」など代表的な22点。歌詞に関連する解説が手書きで記されており、創作過程を生々しく伝えている。中には、リンゴ・スターに贈った未発表作品として自宅スタジオで発見された「ヘイ・リンゴ」のメモも。昨年のロンドンでの展示の際にリンゴ自身が「最大の贈り物だ」と喜んだという。
ジョージはビートルズ解散後はソロのほか、エリック・クラプトンと91年に来日公演を行うなど精力的に活動。2001年11月に、肺がんのため58歳で帰らぬ人となった。
入場券は前売り千円。当日1200円。問い合わせは、ザ・ビートルズ・クラブ◆03(5453)2700=平日午前10時〜午後6時。