地下13メートルの駅に関心 東門前小児童が見学

 川崎市と京浜急行電鉄は19日、川崎区大師河原の京急大師線産業道路駅付近で線路と駅を地下化する工事現場の見学会を、最寄りの市立東門前小学校の児童(児童数1079人)を対象に開催した。

 大師線の連続立体交差事業では、小島新田−東門前間(1・2キロ)の線路と産業道路駅を2018年度中に地下に潜らせ、産業道路の踏切などを取り除く。

 児童は20人ずつのグループに分かれ、階段で地下約13メートルの現場に降り、京急電鉄の担当者から工事内容やホーム設置予定場所の説明を聞いた。頭上付近を走る大師線の通過音が時々響く中、児童らは「どのくらいの土を掘り出したの?」などと質問していた。

 3年5組の窪田優哉君(9)は「これだけ掘って造るのは大変だったと思った。地下に駅ができたらまた来てみたい」と話していた。同小の見学会は21、23日も行う。工事では今後、レールの敷設やホーム建設などの作業を進め、地下切り替えを目指すという。

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