金属行人(2月20日付)

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 東京・千代田区の日本カメラ博物館隣にあるJCIIフォトサロンで開催されている「明治150年記念、幕末・明治の古写真展~明治を築いた人々」という写真展を見に行った。明治維新をテーマに、尊王攘夷派や討幕派による内乱、大政奉還、戊辰戦争をはじめ幕末から明治初期にかけてのさまざまな出来事に関係した人物写真約170点が展示されている▼教科書やドラマなどでおなじみの人物もいれば、これまで目にしたことのない偉人の若かりし頃の姿、歴史の表舞台に出てこない維新の陰の立役者など希少な写真まで展示されており、非常に興味深かった。小さな会場だが、150年前の変革期の息吹を感じることができる▼くしくも、今年のNHK大河ドラマでは〝維新の三傑〟の一人、西郷隆盛が主人公の「西郷どん」が放送されている。今後、幕末から〝日本の夜明け〟を登場人物でどのように表現するのかが見ものだ。地元鹿児島では初回平均視聴率が35%近くになるなど、早くも熱狂ぶりがうかがえる▼明治から150年たち、世間はIoTやAI(人工知能)による「第四次産業革命」などが叫ばれ、新たな変革期が訪れようとしている。ただ、今回の写真展を見て「結局変革期にどう対応するのかは〝人〟次第なのだ」と改めて感じた。