対戦相手から恐れられるメッシだが、実はゴールを奪ったことがないチームがいくつか存在する。
その中には、今夜UEFAチャンピオンズリーグのRound of 16で対戦するあのチームも…。
そこで今回は、メッシが苦手とするそうしたチームをご紹介しよう。
※対象は公式戦のみ
1. チェルシー(ENG)
メッシが最も苦手としている相手がチェルシーだ。
その戦績は、なんと8試合0得点!UEFAチャンピオンズリーグで8度も顔を合わせながら、一度もゴールを奪っていない。
うち6試合でゴールマウスを守っていたのはペトル・チェフであったが、アーセナル移籍後の2015-16シーズンについに得点をあげることに成功した。
なお、メッシが初めてチェルシーと対戦したのは2005-06シーズン。
スタンフォード・ブリッジでの1stレグはまさに“ショー”と呼ぶべき圧巻のプレーを披露し、アシエル・デル・オルノを退場に追いやったことも有名。
CLのRound of 16でチェルシーとの2試合を控えているメッシ。仮に2試合でノーゴールに終われば10戦無得点ということになるが…。
2. シェレス(ESP)
トップチーム昇格後、メッシはあらゆるリーガのクラブからゴールを奪ってきた。
2004-05シーズン以降の13年間で計35チームからゴールしているが、リーガで得点することができなかったチームの一つがシェレスだ。
シェレスがリーガに在籍していた2009-10シーズン、メッシはシェレス戦で2試合に出場するもノーゴールに終わっている。
他にはカディス(2005-06シーズンに1試合出場)とレアル・ムルシア(2007-08シーズンに1試合出場)、ジローナ(2017-18シーズンに1試合出場)からもゴールを奪っていない。
3. リヴァプール(ENG)
CL王者として迎えた2006-07シーズン、バルセロナはRound of 16でリヴァプールと対戦。
メッシは1stレグ、2ndレグの両方でフル出場を果たすも、ゴールをあげることができずチームもこのラウンドでの敗退となった。
当時リヴァプールと率いていたラファ・ベニテス監督は、「メッシ対策」として2ndレグでアルバロ・アルベロアを左サイドバックで起用した。
ちなみに、バルセロナがCLでベスト16敗退となったのはこれが最後のこと。以降10シーズンに渡ってベスト8以上の成績を残しているが…今季はどうなる?
4. インテル(ITA)
メッシがインテルと対戦したのは2009-10シーズン。
グループステージ第1節をスコアレスドローで終えると、準決勝の2試合でもGKジュリオ・セーザルからゴールすることができなかった。
当時のインテルはジョゼ・モウリーニョが率いており、チェルシー時代に続きまたもや“メッシ封じ”に成功した。
バルサを下してインテルを優勝に導いたモウリーニョだったが、翌シーズンはレアル・マドリーの監督に就任。初めて迎えたバルセロナ戦で、0-5の完敗を喫している(このゲームでメッシは無得点)。
5. ルビン・カザン(RUS)
この中で最も意外なチームがルビン・カザンだろう。
タタールスタン共和国のルビンをホームとするルビン・カザンは2009-10シーズンから2季連続でCLに進むと、その両方でバルセロナと対戦。
2009-10シーズンではなんとカンプ・ノウで劇的な勝利を収め、翌シーズンにもホームで引き分けてみせた。
全盛期のバルサ相手に1勝2分1敗という驚異的な成績を残し、メッシからもゴールを奪われることはなかった。