2016年鷹ドラ1田中正義が初の実戦登板 最速149キロも「悔しい部分多い」

練習試合に登板したソフトバンク・田中正義【写真:福谷佑介】

B組の練習試合に登板、2回を投げて1安打1四球1失点3奪三振

 ソフトバンクの2016年のドラフト1位・田中正義投手が宮崎キャンプ第5クール初日の20日、今季初めての実戦に登板した。B組の練習試合JX-ENEOS戦(生目第二)に5番手で6、7回の2イニングを投げ、最速で149キロをマークした。

「悔しい部分が多いですね。結果もそうですし、自分への悔しさもあります」と振り返ったキャンプ初の実戦登板。先頭打者を145キロ、144キロで追い込むと、この日最速タイの149キロのストレートで見逃し三振に。ただ、次の打者に中前安打を浴びると、さらにストレートの四球で1死一、二塁に。中飛で走者が三塁に進むと、5人目の打者の初球が暴投となり、1点を失った。

 2イニング目は先頭打者を遊飛に打ち取ると、次の打者をも二ゴロに。最後は147キロの打者で空振り三振を奪った。2イニングを投げて、1安打1四球1失点、3つの三振を奪う内容に「納得できる部分もなくはなかった。真っ直ぐで空振りがあって、その部分は良かった。まだまだ100点ではないですけど、やってきたことがそこには出ているかなと思いました」と語った。

 メイン球場のアイビースタジアムに隣接する第二球場に足を運んで直接、右腕の投球を見守った工藤公康監督は「ある程度腕は振れていたと思っている。ただブルペンで投げている時と比べれば、まだ振れていないかなと。最後の三振はタイミングが合っていた。最初からそれが出来るようになれば、1軍で試したくなるかなと思います」と話していた。

(Full-Count編集部)

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