岡部、茨城で新開発拠点の「総合実験センター」竣工披露

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 総合建材メーカー、岡部(社長・廣渡眞氏)が茨城県下妻市で建設を進めていた総合実験センターが竣工した。同社の中核開発拠点となる施設で、設計・施工は新日鉄住金エンジニアリングが担当。20日には現地で竣工式が行われ、廣渡社長のほか、新日鉄住金エンジから建築・鋼構造事業部長の村上信行執行役員、稲葉本治下妻市長ら約60人が出席した。

 挨拶に立った廣渡社長は「本センターは昨年の創業100周年を機に次の100年の飛躍に向けた拠点として建設を決めた。建築・土木製品の総合的な開発を加速させる拠点で『スケール』『テクニカル』『ヒューマン』をコンセプトに、新日鉄住金エンジニアリングが設計・施工を担当した。今までの経験・技術を発揮して、製品開発のより高度化・迅速化を図れるさまざまな工夫を凝らしていただき、コンセプトを具現化できる最適な施設となっている。多くの方の協力に改めて感謝申し上げたい」と述べた。

 また、稲葉下妻市長は「茨城工場に続く本センターの建設によって高い技術力に磨きがかかり、より安全・安心な新商品開発につながるものと確信している。この下妻の地に建設していただき、心より御礼申し上げたい。茨城工場の建設から2年が経過したが、積極的な地元雇用や税収面でも多大な貢献をしていただいている。本センターの建設が新たな飛躍の契機としてますます業績の拡大につながるよう、可能な限りバックアップしていきたい」と祝辞を述べた。

 総合実験センターは反力壁や反力床、阪神・淡路大震災クラスの地震動を再現できる振動実験装置、3千kN級の万能試験機、1千kN級の長柱試験機など高度な設備を導入。同社のすべての製品の管理と新たな製品開発を迅速に行うことが可能な施設となっており、制振部材や、東南アジアをはじめ海外向けの機械式鉄筋継手などの開発も視野に入れる。式の後には竣工記念公開実験も行われ、実大振動実験や実大座屈試験、引張試験が実施された。