東京マラソン25日号砲 MHPS勢2人好走期待

 東京マラソンは25日、都庁前-東京駅前のコースで行われる。男子は2020年東京五輪のマラソン日本代表を決める「グランドチャンピオンシップ(GC)」の出場権が懸かる大会の一つ。長崎県勢はMHPSのエース格、井上大仁(鎮西学院高出身)と木滑良(瓊浦高出身)が招待選手として出場する。

 昨年は井上が日本選手トップとなる2時間8分22秒で8位に入り、世界選手権代表を決めた。このレースを2時間3分58秒で制したウィルソン・キプサング(ケニア)をはじめ、今年も有力な海外勢が参戦予定。日本勢は井上、木滑に加え、昨年9月にハーフマラソンの日本記録(1時間0分17秒)を樹立した設楽悠太(ホンダ)、青学大時代に箱根駅伝で活躍した神野大地(コニカミノルタ)ら、勢いのある若手の好走が期待される。

 GC出場資格は、2時間11分0秒以内で日本人3位まで、2時間10分0秒以内で同4~6位に入れば得られる。また、レースは8月にジャカルタで行われるアジア大会の日本代表選考も兼ねている。

 長崎県勢はこのほか、車いすの部に、レースディレクターも務める副島正純(ソシオSOEJIMA)、女子の部に、4日の別府大分毎日マラソンを制した吉冨博子(メモリード)、40~44歳のマスターズ日本記録を持つ小栁由香(長崎市陸協)らがエントリーしている。

それぞれの目標に向けて最終調整に励む井上(左)と木滑=長崎市内

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