障害者らがチョコレート専門の菓子職人「ショコラティエ」として働く「久遠チョコレート長崎店」が長崎市住吉町にオープンした。福祉事業所などが連携して全国各地で出店を進めており、県内は3店舗目。
久遠チョコレートは愛知県の一般社団法人が立ち上げたプロジェクトで、障害者が高品質なお菓子の製造販売に携わる取り組み。余計な油分を使わない「ピュアチョコレート」を使った商品を製造、販売。全国27拠点を展開している。
長崎店の運営会社「Tamago」(長崎市)の岩本泰明社長は昨年8月に起業し、プロジェクトに参加。発達障害がある人や、理念に共感した人など男女8人が働く。製造スペースはガラス張りで、手作りの様子が見られる。
岩本社長は「一人一人の長所を引き出して良い商品を作り、品質で勝負したい」と語る。
長崎店の営業時間は午前10時~午後6時。年中無休。問い合わせは同店(電095・815・8251)。