極東開発、車両用パワーゲート増産 新工場にアルミ加工機など増設

 特装車の製造販売などを手掛ける極東開発工業はこのほど、名古屋工場に建設していたテールゲートリフタ「パワーゲート」の生産工場である新パワーゲートセンターが竣工したと発表した。物流関係車両の需要増加に伴ってパワーゲート需要を捕捉するほか、生産の大幅な効率化を目指し、生産ラインの更新と建屋の新設に踏み切った。旧パワーゲート工場からの生産移管を経て3月ごろの本稼働を見込んでいる。

 新パワーゲートセンターは、3階建ての事務所棟を併設した鉄骨造・延べ床面積5775平方メートルのパワーゲート専門の生産工場。アルミ加工機を増設したほか、自動倉庫および自動搬送台車による場内物流の自動化を実施。生産工程においては天井クレーンを設けず、省力装置(バランサ)を導入した。

 また夏場の暑さ対策のために生産工場の屋根への遮熱塗装や天井サーキュレーションを装備したほか、照明のオールLED化および自然光採光の為の「スカイライトチューフ」を採用するなど作業現場の改善にも取り組んだ。

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