1月末にハンネス・ヴォルフを解任し、タイフン・コルクトを指揮官に招聘したシュツットガルトは大きく変化した。それまでは3トップを採用する機会も多かったが、新指揮官のコルクトは2トップを好んでいる。これによってポジションを失う選手が出てきたのだ。
日本代表FW浅野拓磨もその1人だ。浅野はヴォルフの下でも出場機会が多かったわけではないが、コルクトに代わってからはベンチに入ることも難しくなっている。浅野だけでなく、前指揮官の下では出番があったFWチャドラック・アコロ、FWアナスタシオ・ドニスの2人もベンチに座る時間が長くなっている。
独『Echo24』はこの3人を指揮官交代による「敗者」と取り上げており、コルクトの下で出場機会を確保するのは困難との見方を示している。現在はダニエル・ギンチェクと新加入のマリオ・ゴメスが2トップのファーストチョイスになっており、チームもコルクト就任からボルシアMGとアウグスブルク相手に連勝を飾るなど結果を出している。この序列をひっくり返すのは至難の業だ。
何より興味深いのは、アコロは今季4得点を挙げてチーム内得点王だったことだ。そのアコロが外されるところにコルクトの徹底ぶりがうかがえる。コルクトはどの選手のことも除外していないとアピールしているようだが、同メディアはこの3人がスタメンに入るのは難しいと伝えている。
浅野はロシアワールドカップもあるだけに出場機会減少は大きな問題となるが、新指揮官を納得させられるだろうか。
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