いよいよ開幕を迎えたW杯イヤーのJ1リーグ。
ここでは、今シーズンに注目したい選手たちを編集部員が選んでみた。
渡 大生(サンフレッチェ広島FW、わたり だいき)
高卒1年目からJ2の北九州で活躍し、年代別の日本代表にも招集された渡。
2016年に加入した徳島では一層の進化を遂げ、昨年は23得点を記録して名実ともにJ2トップレベルの選手となった。
今年は故郷の広島に移籍し、満を持してのJ1初挑戦となる。彼の成績が広島の順位を左右する、 そういっても過言ではないかもしれない。(編集部H)
永戸 勝也(ベガルタ仙台DF)
昨シーズン、ルーキーながらレギュラーポジションを勝ち取り、傑出したパフォーマンスを見せていた仙台DF永戸勝也。
しかし、7月に行われた試合で靭帯損傷の大怪我を負い、そのデビューシーズンは志半ばで終りを迎えた。
そんな永戸がついに完全復活!プレシーズンでは1得点1アシストをマークするなど、調子の良さを見せている。
仙台には今季から板倉滉も加わっており、若い力の飛躍に期待している。
齋藤 学(川崎フロンターレMF)
波紋を呼んだ、齋藤学の川崎フロンターレ移籍。これだけ話題になったのだから、当然どれだけやるのかには大きな注目が集まるところだろう。
復帰時期はいつなのか、レギュラーを勝ち取れるのか、そして全盛期さながらのプレーを見せられるのか。もちろん、横浜FMとの対戦はサポーターの反応を含めて見逃せない。
久保 健英(FC東京MF)
16歳という年齢は関係ない。Jリーグという舞台でその稀代の才能を発揮するための準備は整ったはずだ。
出場時間が限られる中、プレシーズンでは「6戦4発」とFC東京においても最高の成績を残し、開幕スタメンも視野に。
2018シーズンは、日本サッカー界の未来を担うべき彼の一挙手一投足から目が離せない。(編集部T)
小泉 慶(柏レイソルMF)
日本にはなかなかいない“潰し屋”として、期待したい選手。
アルビレックス新潟ではルーキーシーズンから起用され、ボランチ以外にも多くのポジションを経験した。
降格したチームからは覚悟を持って移籍したはず。新天地柏のスタイルにフィットできれば面白い存在になる。(編集部I)
武富 孝介(浦和レッズMF)
柏レイソルから地元浦和に移籍した武富。レッズの前線に求められる運動量は十分であるし、戦術的にもフィットするはず。
個人的にもっと飛躍して欲しい選手なので、今季は大ブレイクを期待!(編集部K)
ガブリエル・シャビエル(名古屋グランパスMF)
J2でいきなり衝撃を与えたガブリエル・シャビエル。
今季は10番を着けて、あのブラジル代表FWジョーとコンビを組むことになるわけで、注目しない訳にはいかない!
守備には不安があると言われる名古屋だが、この攻撃陣が機能すれば上位進出だって現実的だ(編集部K)
山田 直輝(浦和レッズMF)
湘南ベルマーレの指揮官、曺貴裁監督のもとで飛躍あるいは復活を遂げた選手は多い。山田直輝もその一人だ。
プロ1年目、18歳で日本代表に招集されたことも今は昔。度重なる怪我がキャリアに大きな影を落としたが、湘南への期限付き移籍も3年目となった昨シーズン、ついに彼本来のプレーが戻ってきた。
浦和復帰を果たした今シーズン、ポジションを争うライバルは柏木陽介、長澤和輝と強力だが、ここまでは彼らに負けていないところを見せている。27歳と充実期を迎えたMFの活躍に期待したい。(編集部O)
安西 幸輝(鹿島アントラーズDF)
昨シーズンJ2の5位に入った東京ヴェルディにおいて、いわゆる“戦術君”的な存在だったのが下部組織出身の安西幸輝だ。
無尽蔵のスタミナでサイドを駆け回り、ドリブルやクロスでチャンスを演出。ポジションも当初の右サイドバックから終盤は左のウィングとして活躍し、プロ4年目で大きな飛躍を遂げた。
チームでのJ1昇格はならなかったが、「ダブルアンザイ」と呼ばれた安在和樹(鳥栖)とともに個人としてステップアップ。J屈指の強豪・鹿島でどれだけやれるか楽しみである。(編集部O)