思い思いに健脚競う 五島つばきマラソン MHPS的野選手も出場

 五島市の目玉イベントの一つ「第18回五島つばきマラソン」(実行委主催)が25日、同市三井楽町の遣唐使ふるさと館発着のコースで開かれ、出場者約640人が健脚を競った。

 交流人口拡大などを目的に2015年から県内唯一のフルマラソンを導入。見頃を迎えた沿道のツバキや海山の自然の景色を楽しめる一方、起伏が激しいタフなコースでも知られる。

 フルに306人、ハーフに192人、フルのコースをチームで走るリレーに34チームが出場。あいにくの雨の中、大勢の市民ボランティアが飲み物や特産品を選手に手渡しながら声援を送り、盛り上げた。選手は仮装して楽しんだり目標へ歯を食いしばったり、思い思いのペースで走った。

 ハーフには同市出身で実業団で活躍する的野遼大選手(MHPS)も出場。「地元のイベントに呼んでもらえるのはうれしい。島を離れて競技を続ける以上、結果を残して島の人たちの期待に応えたい」と古里でさらなる飛躍を誓った。

沿道にツバキの木が立ち並ぶコースを走るフルの選手たち=五島市三井楽町

© 株式会社長崎新聞社