141年の歴史に幕 西海・白似田小で閉校式

 統廃合に伴い3月末で141年の歴史に幕を閉じる西海市西彼町の市立白似田小(宮下泰浩校長、42人)で25日、閉校式があり、児童や卒業生、住民ら約350人が出席して学びやの思い出を胸に刻んだ。

 1877(明治10)年開校。卒業生は本年度の6年生を含め2096人を数える。児童数が300人を超えた時もあったが、人口減少の影響で町内の市立亀岳小と統合し、4月から「市立ときわ台小」として新たに歩み始める。校舎は亀岳小を使う。

 式辞で宮下校長は、同校に関わった人たちへの感謝の気持ちを述べた。児童を代表して6年の木場大斗君(12)が「僕は白似田小が大好き。大人になっても忘れない。ありがとう」とあいさつ。出席者全員で校歌を斉唱した。

 式後は敷地内で記念碑が除幕され、保護者や卒業生らでつくる実行委主催のお別れ会もあった。

閉校式で校歌を斉唱する児童ら=西海市立白似田小

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