西武に早くも“松井稼頭央効果“ 年間シートの新規席数が前年比148%と好調

西武に早くも“松井稼頭央効果”の好影響【写真提供:埼玉西武ライオンズ】

40周年記念事業も大きな効果、新規スポンサーの金額も昨年比で150%

 西武が昨年9月に発売を開始した年間シートの新規席数が昨年比で148%と好調を維持している。さらに、2018年シーズンは、こんにゃくパークを運営するヨコオデイリーフーズがキャップスポンサーに決定するなど、新規スポンサーの金額も昨年比で150%と年間シート同様に好調だ。40周年記念事業への期待、そして“松井稼頭央効果”が大きいという。

 年間シートを担当する西武の営業部マネージャー・小野塚久人氏は、好調の理由について「新規契約は個人のお客さまが50%で、40代以上の方が多く契約をいただいております。2017年シーズン終盤の盛り上がりに加えて、昨年の11月15日に発表した40周年記念事業、そして松井稼頭央選手兼テクニカルコーチ復帰も要因の一つなのかとも考えております」と説明。また、営業部長の村松宏氏は「昨年のチームのクライマックスシリーズ進出に加えて、40周年記念事業を発表したことでよりライオンズに期待していただいた結果だと思います。さらに東京ドームでの主催試合開催(2018年4月17日)など例年にない事業に注目が集まったことも要因の一つと考えています」と分析している。

 15年ぶりに西武に復帰した松井稼は、「15年ぶりに西武に帰ってきました。ファンの皆さまの期待に応えられるよう背番号『7』を背負いグラウンドを駆けまわりたいと思います。宮崎南郷キャンプ、高知キャンプでもたくさんのファンの皆さまが球場に足を運んでいただきました。そしてメットライフドームの『年間シート』と『新たなスポンサー』さまが例年になく多いと聞き、本当にうれしく思います。ファンの皆さまとともにパ・リーグ優勝そして日本一を必ずつかみ獲りたいです」とコメント。結果での“恩返し”に力を込めた。

 昨季はソフトバンクに次ぐ2位でシーズンを終えた西武。2008年以来のペナントレース制覇へ、ファンの期待は高まっている。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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