幼稚園のウサギ虐待か、公園に小動物の死骸 横浜・港北区

 横浜市港北区の二つの幼稚園で1月、園児が飼っていたウサギ計3匹がいなくなり、その後、区内の公園で虐待されたとみられる小動物の死骸が見つかっていたことが27日、分かった。港北署が窃盗事件として捜査するとともに、死骸が盗まれたウサギの可能性があるとみて、動物愛護法違反の疑いでも調べている。

 同署によると、1月17日、区内の幼稚園にあるウサギ小屋の扉が外され、1匹がいなくなっているのを園の職員が発見した。同25日には、近くの別の幼稚園でも2匹がいなくなっているのが確認された。

 同30日に両幼稚園から数キロ離れた2カ所の公園で、小動物2匹の死骸が見つかった。1匹は焼け焦げ、もう1匹は刃物のような物で切られた痕があったという。同署は死骸の鑑定を進めるとともに、付近の防犯カメラ映像などを調べている。

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