ケアプラザ介護事業所・区民 3者連携でコミュカフェ 「集いの場」へ プレオープン 横浜市瀬谷区

来場を呼びかける村上さん(左)と山上明子さん

 大人や子ども、認知症の人や障がい者など誰もが気軽に集える場所を創ろうと、地域ケアプラザ・介護事業所・区民ボランティアが一体となり、「ほっこりカフェ」を3月7日(水)に瀬谷町の高齢者施設を会場にプレオープンさせる。コーヒーを提供しながら福祉相談も受け付け、地域交流の拠点をつくる。

 同カフェの主催は横浜市二ツ橋第二地域ケアプラザ(【電話】045・360・7855)と小規模多機能型居宅介護事業所・咲くや愛成(相沢)、そして両施設の呼びかけに応じて昨年のコミュニティカフェ開設講座に参加した区民もスタッフに名を連ねる。カフェは7日午後1時30分から3時30分まで、特別養護老人ホーム・愛成苑(瀬谷町4131の16)で開催(参加費はクッキー付き1人200円)。コーヒー豆を輸入・販売する専門業者に師事したという、オリジナルブレンドのコーヒーを振る舞う。また、主任ケアマネジャー・保健師・社会福祉士が、認知症や介護などに関する相談に応じる予定。

認知症の啓発も

 プレオープンに向け、1年がかりで準備してきた同プラザと愛成。住民やケアマネジャーの「認知症患者やその家族が気軽に集まれる場所が欲しい」という要望が活動の始まりだった。類似施設を視察するなかで、対象を認知症だけに絞るのではなく、福祉相談の受け皿を維持しつつ、広く一般の来場を募る「コミュニティカフェ」として立ち上げることになった。「全世代の人が触れ合うことで、認知症の人を地域で見守る環境づくりにつながれば」と同プラザの村上博さんは期待する。

 7日はプレオープンという位置づけで、2018年度以降の正式開催に向けた試金石。将来的には区民ボランティア中心の運営を目指していく意向だという。村上さんは「美味しいオリジナルブレンドのコーヒーを用意してお待ちしています。ケアプラザは遠くて行けないという方も、ぜひお越し下さい」と呼びかける。

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