南阿蘇鉄道、不通の立野-中松間 3月3日に復旧工事開始

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 熊本地震の影響で部分運行が続く第三セクター南阿蘇鉄道は27日、不通となっている南阿蘇村の立野-中松間(10・6キロ)の復旧工事を、3月3日に開始すると発表した。昨年末、国が復旧費用の全面支援を決めたことを受け、地震から2年を前に全線復旧へ動きだす。

 着工するのは、立野駅近くの犀角[さいかく]山工区(125メートル)。犀角山トンネルが通る同山は、地震で山体がずれたため、山の上部を掘削してトンネル区間を全てなくす。2018年中の工事完了を目指す。3日、同山の立野駅側で着工式と安全祈願がある。

 復旧工事は調査設計が済んだ箇所から順次、着工。18年度中に全ての調査設計を終える計画で、22年度までの全線復旧を目指す。

 政府は昨年12月に復旧費の実質97・5%を負担することを決定。復旧費は最大で70億円と試算されているが、工法の工夫などによる縮減を検討している。(堀江利雅)

(2018年2月28日付 熊本日日新聞朝刊掲載)

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