JX金属、独社からタンタル・ニオブ事業買収

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 JX金属は27日、ドイツのH・CスタルクGmbH社からタンタル・ニオブ事業を行う子会社「HCS・TaNb」の全株式を取得すると発表した。社会のIoT化などで電子部品やデバイス数の増加が見込まれる中、両社の技術およびマーケット面での知見を組み合わせ、販売や製品開発力の強化、および効率運営などのシナジーを追求し、収益基盤の確立・強化につなげる。年内の株式譲渡実行を予定している。

 同取得に先立ち、同社は特別目的会社「JXMD社」を設立。JXMD社がHCS・TaNb社の全株式を取得したうえで同社を連結子会社化する。また、同取得により、HCS・TaNb社子会社のエイチ・シー・スタルク(日本)、H・CスタルクCo・Ltd社(タイ)、H・Cスタルク・スメルティングGmbH&Co・KG社(ドイツ)を連結子会社化し、H・Cスタルク・ノース・アメリカン・トレーディング社(米国)のうち、HCS・TaNb社事業に関連する資産を取得する。

 HCS・TaNb社は、高い技術力およびマーケティング力を背景とした優れた製品群を有する。また、社内外のネットワークを生かし、積極的な研究開発も行っている。同社の17年12月期の連結業績は売上高306億300万円、連結営業利益は50億500万円。