せとか、きよみ、はるか…愛媛が誇る名物・冬から春のおすすめ柑橘大集合!

まだまだ寒さが残る今日この頃。今年の冬は雪の積もる地域が多く、例年より家で過ごす時間が増えた方もいらっしゃるのではないでしょうか? あたたかい家での時間に欠かせないものといえば……ストーブ、床暖房、こたつ。そしてそばにあるのは、そう「みかん」です。

みかん・柑橘類の旬は、ご存知の通り秋から冬。12月が最盛期である「温州みかん」のほか、たくさんの柑橘がもっともおいしい旬の時期を迎えます。「毎年箱買いしちゃう!」という柑橘ファンの方にも、そこまでではないけど「たくさんありすぎるからオススメを教えてほしい」という方にもぜひ知ってほしい、とっておきの情報をお届けします。ずばり、2月から4月にかけて一番おいしくなる、いま食べるべき柑橘はいったい何なのか? 柑橘王国・愛媛の食のプロである「Koko'o(ココオ)ショッピング」さんに聞きました。

Koko'oショッピングとは

うちは、100%農家というわけではないんです。農家じゃないうちにしかできない形で、愛媛が誇るいいものをお届けしてます。

そう話すのは、「Koko'oショッピング」販売責任者の藤井さん。
柑橘の生産量日本一を誇る愛媛県。「Koko'oショッピング」(以下、ココオ)さんでは、柑橘をはじめとした愛媛名物をインターネット通販で全国に届けています。取り扱う果物や野菜は、実に20種類! これは、松山市のお隣・伊予市と瀬戸内海に浮かぶ中島にある自社農園に加え、八幡浜市など県内の広い範囲にある提携農園と強固な協力体制を築いているから。

その中でも柑橘は15種類くらい。10月の極早生みかんから始まって6月の河内晩柑まで、ほぼ1年中色んな柑橘をお届けしてますよ。オリジナル開発の柑橘ジュレやフレッシュジュースもご好評いただいています。

 ちなみに、koko'o(ココオ)ってどんな意味なんでしょうか?

「koko'o」はハワイの言葉で「協力」「共同」「仲間」といった意味を持っています。お店の名前は「ご縁のあった素敵な仲間と協力しながら、すこしでも皆様に笑顔が届けられます様に」という想いをこめているんですよ。うちのやり方にぴったりだと思いません?(笑)

中島にある自社農園にて

"愛媛のもの"を発信・販売するようになったきっかけは、奥さまの実家が、愛媛でも有数の柑橘産地である中島で農家をしていたことだそうですね。

もともとは地元の方々の在宅ワークを支援する事業を行っていたのですが、実家や周りの農家が少しずつ縮小していく様子や、後継者不足の状態を目の当たりにしました。せっかくのおいしい柑橘や愛媛の名物がもったいない、と思って販売や加工品づくりを始めたんです。

 一言で「柑橘を収穫・加工・販売する」といっても楽なことばかりではありません。

自社農園も提携農園も、ほとんどの畑が山の斜面にあります。満遍なく太陽の光を浴びること、水はけが良いことで質の良い柑橘が育ちます。ただ、平地に比べたら木の世話や収穫は大変。女性陣が柑橘を収穫して、それを男性陣が担いで運んで……これもまたみんなの協力、絆があってこそやっていけることですね。

自社で柑橘を育て、加工も手掛けながら、地元の人々に寄り添うことで自然と腕利きの農家さんとの絆が生まれ、愛媛全体に輪が広がっていきました。柑橘の種類によっておいしく育つ環境が違うことも、もっともおいしいものを届けるためにみんなで協力する理由の一つ。品種ごとに一番適した場所で育てたものを厳選しているといいます。
地元の人々とともに信頼を築いてきたココオさんのもとには愛媛の本当にいいものが集まり、それを自分たちで目利きすることができています。だから自信を持ってお客様のもとへお届けできるんですね。

今回は、そんな厚い信頼を集めるココオさんが取り扱う商品の中でも「ぜひこの時期に食べてもらいたい!」と太鼓判を押す、2月から4月にかけて旬を迎える柑橘類5品を教えてもらいました。

これからの時期に食べてほしい! プロがおすすめ・愛媛の柑橘5種

■【とろける味わいはまさに"柑橘の王様"】せとか

おいしい時期:2月中旬~3月下旬

3種の柑橘をかけあわせた新品種で、それぞれのいいところが集まった愛媛の最高級柑橘の一つです! 一つずつ袋をかけるのはもちろん、木にはトゲが多いので、果実を傷つけないように丁寧に手入れしてます。手間のかかる子やけど、この季節にしか楽しめない絶品ですよ!

「せとか」は、愛媛県の中でも限られた生産者しか作れないプレミアムな品種。手のひらに乗せるとずっしりとした重さで、果肉・果汁がぎっしり詰まっていることがわかります。皮は手でむけますが、やわらかい果肉をつぶしてしまわないよう要注意。とってもなめらかな食感は「柑橘の大トロ」と称されるほど! あふれ出るジュースと芳醇な甘さで、この上なく贅沢な気持ちになれる柑橘です。

高級ブランドかんきつ せとか 商品情報
http://www.47club.jp/38M-000078mud/goods/detail/10096536/

■【爽やかな甘さで、県民人気No.1?!】媛太陽はるか

おいしい時期:2月下旬~3月下旬

あまーい柑橘はおいしいけど、食べ過ぎると飽きそうという人にピッタリなのがこれ。しつこくなくさっぱりしていて、意外と全然酸っぱくないんです。やけん、僕も含め愛媛県民は「これが一番好き!」って人も多いですよ。種はありますけどね。玄人好みの柑橘かもしれません(笑)。

 まるでグレープフルーツのような鮮やかな黄色。酸っぱそうに見えますが、思った以上の甘さにびっくり! そんな「媛太陽はるか」は愛媛県八幡浜市育ち。八幡浜は、県内でも生産量No.1を誇る町なんです。水はけの良い山地に太陽が降り注ぐ…「愛媛の太陽」の恵みをたっぷり受けた柑橘を「媛太陽ブランド」として独自の基準で選別しています。パリッとした食感と、爽やかな甘みがたまりません。

媛太陽はるか 商品情報
http://www.47club.jp/38M-000078mud/goods/detail/10081509/

■【誰からも愛される味】媛太陽きよみ

おいしい時期:3月上旬~下旬

愛媛の誇る「せとか」の元やけん、味はお墨付き。せとかよりお手頃価格なのが魅力ですよね! ご家庭用にリピート購入される方も多いですよ。普段使いできるおいしい柑橘として愛されてます。

 冬を越え、春まで樹につけたまま完熟させる「きよみ」。先ほどのせとかの生みの親であり、やわらかい果肉とたっぷりの果汁が楽しめます。甘さと酸味のバランスも抜群。これぞ柑橘、というみずみずしさで幅広く人気のある品種です。

媛太陽きよみ 商品情報
http://www.47club.jp/38M-000078mud/goods/detail/10081496/

■【情熱の国で生まれた赤い宝石】ブラッドオレンジ タロッコ

おいしい時期:3月中旬~4月下旬

何種類かあるブラッドオレンジの中でも「タロッコ種」を販売しています。モロ種などの方が色は鮮やかですが、タロッコの方が甘くて、味がいいんです! 初めて買ったお客さんから、赤紫色の果肉を見て「これ腐っとる?!」と問い合わせが来たこともありました(笑)。もちろん、食べたらおいしいってことがわかって、「来年も楽しみにしてますよ!」って言うてくれました。

 こちらは注目の新品種。イタリア・地中海原産のブラッドオレンジが愛媛でも育てられてるんです。コクのある甘さと赤みがかった果実で、ジュースやカクテルにも人気です。イタリアのものより酸味が少なく、食べやすいのも特徴。国内では生での流通がほとんどなく、とても希少な一品です。

ブラッドオレンジ 商品情報
http://www.47club.jp/38M-000078mud/goods/detail/10109177/

■【春でもみかんの味わいを楽しめる】カラマンダリン

おいしい時期:4月上旬~下旬

春、暖かくなってからもおいしく食べられる貴重な柑橘です。ココオでは、樹の上でしっかり完熟させてから収穫するので、甘みと酸味が濃厚なところが自慢ですよ! 中島にある自社直営農園からお届けします。

 最後は、もう冬は過ぎたけれど「おいしい柑橘が食べたい」「みかんが恋しい」そんな方にオススメ! 別名「なつみ」や「春みかん」とも呼ばれる「カラマンダリン」は、おなじみの温州みかんに一番近い、さわやかな甘みと酸味の柑橘です。

カラマンダリン 商品情報

http://www.47club.jp/38M-000078mud/goods/detail/10099328/

ココオ直伝!柑橘を家庭で長くおいしく食べるコツ

味わいも獲れる時期も少しずつ異なる、それぞれの良さがある柑橘たち。ご家庭で最大限においしくいただくコツってあるんでしょうか?

品種によって多少違いはありますが、新鮮な柑橘はもぎたてならではの特有の酸味が残っている場合があります。酸っぱさを感じた場合は、数日間涼しいところで寝かせると酸が抜けて、より甘みが増します。また、柑橘を冷蔵庫などで保管するときには、乾燥を防ぐためにナイロン袋などに入れてください。そうすると、いい状態で日持ちします。

それからもう一つ。僕たちはシーズン中に食べきれないものや出荷できないものは袋に入れて冷凍保存します。解凍したときに若干苦みがでる場合もありますが、甘すぎないので夏場にはピッタリ。これからの柑橘なら「せとか」なんかがおすすめですよ。市販のシャーベットよりずっとおいしいと、僕は思います!

 ちなみに……「上手に凍らせるのは大変!」という人のために、冷凍柑橘の詰め合わせセットも用意しているそうですよ!暑い時期にぜひ手に入れたい一品です。

冷凍高級かんきつ詰合せ 氷柑(ひょうか)

http://www.47club.jp/38M-000078mud/goods/detail/10112085/

愛される理由は味だけじゃない? 通販だからこそ届けられるもの

ココオの販売責任者・藤井さんのお人柄のことをもう少しご紹介。直接顔を見てやりとりすることのできないインターネット販売だからこそ、気持ちが伝わるようにさまざまな工夫をしているといいます。
例えば、商品と一緒に箱の中に入っているメッセージカード。

贈り物にご利用される方も多いんですが、せっかく贈っていただくのに、先様に普通の柑橘だと思われてしまったらもったいないですよね。「こだわって育てたプレミアムな柑橘」であることがわかるように、説明書を一緒にお届けしています。

贈り主のことも、相手のことも考えてくださっているんですね。

また、メッセージといえば…「koko'oショッピング」が配信するメールマガジンを密かな楽しみにしているファンも多いそうですよ。

ある日のメール 一部抜粋

まるで遠方の友達か親戚のように近況がつづられ、思わずあったかい愛媛の光景を想像してしまいますね(笑)。商品の魅力はもちろんですが、藤井さんの人柄を感じてリピートする人がいるというのも頷けます。

■私たち編集部員も、そんな藤井さんに会ってきました

普段は東京にいる私たちチイキイロのスタッフですが、2018年2月、藤井さんにご案内いただきココオさん提携農園へお邪魔してきました。

提携農園の二宮さんとお話する様子

この記事で紹介してきたような、愛媛の柑橘にかける熱い思いをたくさん教えていただきました。柑橘を眺めるまなざしの温かさがとても印象的です。

「はるか」を収穫する藤井さん

愛媛県の農家さん全体で、昔ながらのみかんだけじゃない、いろんな新品種の開発に力を入れ、頑張って育ててきました。それが「柑橘王国」と呼ばれ、四季折々の柑橘を楽しむことができる今につながっとるんですよ。僕ら愛媛県民はそれを本当に誇りに思って、プライドをかけて全国にお届けしてます!

誰よりも地元を愛し、いくつもの農家さんと強力につながる藤井さん。柑橘にかける思いや誇りをしっかりと感じることができました。今度は私たちがその思いに応え、たくさんの人に愛媛の素敵なところを届けていかなければと改めて思いました。

 
冒頭でも紹介したとおり、Koko'oショッピングのWEBサイトでは愛媛ではぐくまれた様々な産品が楽しめます。今回紹介した4種のほかにも、1年を通して見てみるとこんなにバラエティ豊かな柑橘が販売されていますよ。

さらに、旬の柑橘のおいしさを閉じ込めたジュレやコンフィチュールは、柑橘シーズン以外にもお届け可能!「次はどれを食べてみようかな」なんて選ぶのも楽しそうですね。
愛媛県そして藤井さんのあたたかさが感じられるKoko'oショッピングサイトに、ぜひ一度遊びに訪れてみてはいかがでしょうか?

■Koko'oショッピング 通販サイトはこちら
http://www.47club.jp/38M-000078mud

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