立体地質図を新装 つくば・産総研地質標本館 設置以来40年ぶり

1日から公開

さまざまな画像を投影できる地質標本館の立体地質図=つくば市東

産業技術総合研究所(産総研)は地質標本館(つくば市東)にある日本列島の立体地質図をリニューアルした。1日から一般公開。映像を投影する「プロジェクションマッピング」技術を導入し、立体的な模型に地質の情報や火山の位置、高速道路網などを切り替えながら表示できるのが特徴。リニューアルは1980年の設置以来約40年ぶり。

立体地質図は全長9メートル。34万分の1の日本列島の模型で、山や海底の複雑な地形を再現した。その上にコンピューターによる画像を投写機5台を使ってミリ単位まで正確に投影する。産総研の技術を応用し、世界最高レベルの精密さを実現した。

画像は、岩石や鉱物など194種類の地質の情報を赤や黄色に色分けして投影する。種類はこれまでの約4倍に増やした。例えば中国地方はマグマが固まった花こう岩が多く赤くなり、太平洋側は砂や泥がたまった堆積岩が多く緑や黄色に表示される。

さらにその上に活火山や1級河川、鉄道、道路網、学校、物流拠点など約10種類の位置が表示できる。

同館の藤原治館長は「普段は見えない地質を立体的に知ることができる。動画の投影も増やし、見てわくわくする展示を目指したい」と話した。(綿引正雄)

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