『Bild』は28日、「ルイス・ファン・ハール氏は、バイエルンだけには戻ることはないと話した」と報じた。
かつてバイエルンで監督を務め、2009-10シーズンにリーグとカップの2冠を獲得したファン・ハール氏。しかしながら、2011年4月に成績不振のため解雇されている。
彼はバイエルンで経験した状況について以下のように話し、ウリ・ヘーネス会長との確執があったことを明かしたという。
ルイス・ファン・ハール 「私は、ユリアン・ナゲルスマンやトーマス・トゥヘルのような若い監督がバイエルンを引き継げるとは思わないね。
バイエルンはトップクラブだ。あそこを管理するのは簡単なことではない。
ユップ・ハインケスは彼の資質を再び誰もに見せている。ブンデスリーガを勝てるだろうし、カップ戦も、チャンピオンズリーグも行けるかもしれない。
彼はトレブル(3冠)を獲得したシーズンのクオリティを失っていなかった。彼は年を取っただけだったね」
(バイエルンではウリ・ヘーネス会長と衝突があったそうだが)
「ヘーネスと私には強烈な緊張関係があった。
彼はフィリップ・ラームを左サイドで使い続けたかった。しかし、歴史は私が正しかったと証明している。
ラームは右サイドバックとしてチャンピオンズリーグとワールドカップを獲得したのだからね。
トーマス・ミュラーについてもそうだ。ヘーネスは私の妻に『君の夫はまた間違ったチームを選んでいる』と言っていた。
ダヴィド・アラバについてもそうだ。彼はニュルンベルク戦の最後にミスを犯した。それが私の解任にも繋がった。しかし、今や彼はバイエルンでも最高のタレントだ。
ウリ・ヘーネスは、特定の選手たちと特別な関係を持っている。定期的に話をしている。フランク・リベリはそうだ。例えばね。
ヘーネスは彼らを常にプレーさせなければならないと思っている。
これは監督にとって良いことではない。私の見解ではね。チームこそが常にもっとも重要なもので、特定の選手ではない。ヘーネスと私は、尊重するものが全く違うのだ。
バイエルンに戻る可能性?私はいつもバルセロナやオランダ代表、アヤックス、AZには戻る。
しかしバイエルンは?そうは思わない。ウリ・ヘーネスがいる限りは、ここで働くことはない」